売り場作り。

かなり前ですが、私が所属する組合で百貨店にポップアップストアを出店するにあたり好き勝手にやらせて頂きました。
心強いデザイナーさんと凄腕の什器制作マンのお影で私はPOP製造マシーンと化すことが出来ました。POP作りも慣れたもので、1回使ったPOPをどうやって奇麗に再利用できるか?などとみみっちいことを試行錯誤しています。
(最初は適切な仕様(視認性・可読性)が分からずにA4サイズで大量生産してしまい売り場がPOPだらけ…という経験もしました)

この時、季節は春ということで店内に桜をどーんと置きました。
こちらは私がイベントでお世話になっていたお花屋さんにご協力願いました。打合せに伺った時は、桜を1週間保たせるのどうしようか、などと課題も多かったのですがやっぱり生のお花にして良かった!
会期中何度か様子を見に来てくれて、「私このフロア大好きなの!」と言ってくれるから、ほんと好き。お花みたいな人。

什器は大部分レンタルで一部を制作したのですが、レンタルの方は搬入時に初めて見るまでドキドキ…工芸品を乗せるのに、程よい質感だろうか?写真より色味が派手だったらどうしよう…などと考えていたかと思います。
たった1週間の売り場ですが先に述べたPOP作りからプライス表示、youtube映像を流すためのiPodを取り寄せたりと細かい作業がひたすらに多かったです。
一貫したのは全てにおいてレディース感重視、明るい色味の売り場!ということを気にして作っていました。
たまに工芸に携わっていると「格」が合わないよと注意を受けることがあるのですが、私の文化度が低いのか、気付かないところで工芸にそぐわないマッチングをしてしまうことがあるのでそこは気を付けました。でも本当に好きにやらせてもらって助かりました。

初日にテレビの撮影があり、終わった、良し帰ろうと思ったら売り場から電話。ちょうど新聞の記者さんが来てくれてダッシュで戻ったりと、文化祭感満載な1週間でした。

初めて小売りに挑戦した職人さんも数多く、売れたらそれは良いことに越したことではないのですが、残念ながら売上が振るわなかった方にこそ気付きの多いチャレンジでした。
そしてこうしたことに挑戦すると後から様々な評判を聞きます。
私たちは青年会なので、一致団結した、ということが最も大切だと思っています。
もちろん外部の企業様に場所を提供いただいてる以上、売上を上げないといけないですが…。
やって良かった、けどこの時は一致団結感は無かったです。
この1年後、本当にこのメンバーで楽しくできたな〜という一大文化祭的イベントを行なうことになります。

またその話もどこかで。