正木ゆう子さんという俳人が好きで、大昔に俳句集を買いました。
いま遠き 星の爆発 しづり雪
雪と宇宙が繋がる感性、心が震えます。
深々と冷えて孤独な雪の日の情景。
この方の俳句に出会ったのが20代の時。
同時期に池田満寿夫さんの版画と、島根県立美術館で出会いました。
見た瞬間、スゴイ!!となったのを覚えています。色が脳に飛び込んでくる!
常々、20代で出会ったカルチャーが30代を作っているのだと感じます。
10代の時に出会ったジャクソン・ポロック、ヤン・シュバンクマイエルとは違って、趣味や趣向が多少変わっても何週か巡って同じ様なものに行き着きます。
では、30代に出会った物は?
この数年、「普通にオシャレ」なものに心を動かされてきたように思います。
物を売るので平均的な美醜感覚を求めてきましたが、その価値観に囚われていてばかりでは今後人生の資産となるのか?
なんてことを考える週末でした。
正木ゆう子さんの紹介したかっただけです。